
こんにちは。出戻りランサーです。
今回は、PMOで本当に大事なのは何かについて書いてみます。
PMOの仕事を説明するとき、よく出てくるのは
- 進捗管理
- 課題管理
- 会議運営
- 資料作成
- 関係者調整
このサイトでも何回も話題にしていますよね。
もちろん、どの仕事も間違っていません。
実際にPMOはそういう仕事をします。
でも、現場でやっている感覚としては、
それだけを並べてもPMOの本質はあまり見えてこないんですよね。
同じように進捗管理をしていても、評価されるPMOとそうでないPMOがいる。
同じように会議を回していても、頼られるPMOとそうでないPMOがいる。
その差は何なのか。
自分なりに整理すると、PMOで本当に大事なのは
コミュ力、マインドセット、実務推進力
の3つだと思っています。
今回は、この3つについて書いてみます。
PMOは“管理するだけの仕事”に見えて、実はそれだけではない
PMOって、外から見るとどうしても
「管理の仕事」
に見えやすいです。
- 進捗表を更新する
- 課題を一覧化する
- 会議を設定する
- 議事録を作る
こうやって並べると、たしかに管理っぽい。
そしてとても簡単に見えます。
でも実際には、管理だけではプロジェクトは前に進みません。
進捗表があっても、認識がずれていれば詰まる。
課題表があっても、誰も動かなければ意味がない。
会議を開いても、論点が整理されていなければ何も決まらない。
つまりPMOの仕事って、
表面上は管理作業に見えても、
本質的には
人と人の隙間を埋めて、状況を整え、前へ進める仕事
なんですよね。
そう考えると、必要になる力も自然と見えてきます。
1. コミュ力が大事な理由
まず一つ目は、やはりコミュ力です。
ただし、ここでいうコミュ力は
「話し上手」
とか
「感じがいい」
という意味ではありません。
PMOに必要なコミュ力は、もっと実務的なものです。
たとえば、
- 誰と誰の認識がずれているかに気づく
- 相手ごとに伝え方を変える
- 曖昧な話を具体化する
- 言いにくいことを角が立ちすぎないように確認する
- 会議の中で論点を整理する
こういう力です。
PMOは、立場の違う人たちの間に入ることが多いです。
- 現場メンバー
- PM
- 顧客
- ベンダー
- 管理職
- 業務側
それぞれ見ているものも、困っていることも違います。
その中で話を通すには、
単にしゃべれるだけでは足りません。
相手の立場を見て、言葉を通る形に整える力
が必要です。
だから自分は、PMOにとってコミュ力はかなり重要だと思っています。
もちろん、アイスブレイクなどの雑談力が必要なシーンもあります。
しかし、独りよがりの雑談のことを『自分は話すのが得意』と言っている人も居るのが実態です。
そもそも、遭遇している状況からそのシーンに適切な自分のアプローチを決め、
アクションを起こす必要があります。適切な言葉のチョイスもあるし関係性もあるでしょう。
簡単に言えば空気を読む。ということでしょうが、空気を読めない人はかなり多いです。
2. マインドセットが大事な理由
二つ目は、マインドセットです。
ここは少し見落とされやすい気がします。
PMOという仕事は、派手ではありません。
むしろかなり地味です。
- 面倒な確認をする
- 認識のズレを埋める
- 誰が何を持つかを詰める
- 曖昧なことを曖昧なまま流さない
- 会議のあとに宿題を残さないようにする
こういう地味だけど重要なことを、コツコツやる必要があります。
なので、
「言われたことだけやればいい」
という感覚だと、どうしても弱くなりやすいです。
PMOに必要なマインドセットとしては、たとえば
- 面倒なことを避けない
- 自分から整えにいく
- 問題を放置しない
- プロジェクトを前に進める意識を持つ
- 補佐役でも受け身で終わらない
このあたりが大きいと思います。
要するに、
“ただ支える”ではなく、“ちゃんと機能させる”意識
が必要なんですよね。
同じスキルを持っていても、ここがある人とない人では、PMOとしての強さがかなり変わると思っています。
3. 実務推進力が大事な理由
三つ目は、実務推進力です。
これはかなり大事です。
コミュ力があって、考え方も良くても、
実際に物事を前へ進められなければ、PMOとしての価値は出にくいです。
実務推進力というと少しかたく聞こえるかもしれませんが、要は
- 会議を開催して終わらせない
- 課題を一覧化して終わらせない
- 報告資料を作って終わらせない
- 宿題をちゃんと動く状態にする
- 何が次のアクションかを明確にする
という力です。
PMOの仕事って、
「やった感」は出しやすいかもしれません。
- 会議はやった
- 資料も作った
- 課題表も更新した
でも、それで実際に前に進んでいないなら意味が薄い。
だからこそ、
“最終的に何が動いたか”まで見る力
が必要です。
自分の中では、ここが実務推進力です。
この3つは別々ではなく、つながっている
この3つは、完全に別物というより、かなりつながっています。
たとえば、
- コミュ力があるから、認識のズレに気づける
- マインドセットがあるから、面倒な確認を避けない
- 実務推進力があるから、会議や課題が動く
という感じです。
逆に言うと、
- コミュ力だけあっても、受け身だと弱い
- マインドセットだけあっても、進める力がないと苦しい
- 実務推進力だけ意識しても、コミュ力が弱いと人が動かない
ので、3つが揃ってくるとPMOとしてかなり強いです。
よくある“管理スキルだけで見てしまう”ズレ
PMOを評価するとき、
どうしても見えやすいのは管理スキルです。
- Excelが使える
- PowerPointが作れる
- 進捗管理ができる
- 議事録が書ける
もちろん必要です。
でも、それだけで強いPMOにはなりにくいと思っています。
なぜなら、そういうスキルは
土台ではあっても、本質ではない
からです。
本当に差が出るのは、
- その資料で何を伝えられるか
- その会議をどう機能させるか
- その課題をどう動かすか
- その関係者の間をどう通すか
の方です。
だから、PMOを管理スキルだけで見てしまうと、少しズレるんですよね。
PMOが育ちにくいのも、この3つが教えにくいからだと思う
PMOが育ちにくい理由の一つも、ここにあると思っています。
進捗表の使い方や、議事録の書き方は教えられます。
でも、
- どこにズレがあるかを見る力
- どういう姿勢で向き合うか
- どうやって話を通すか
- どうやって実際に動かすか
は、かなり教えにくいです。
つまり、
コミュ力、マインドセット、実務推進力の3つは、
PMOの本質に近いのに、OJTだけでは伝わりにくい。
ここが、PMO育成の難しさにもつながっている気がします。
自分が思う、強いPMOのイメージ
自分の中で強いPMOを一言で表すと、
人をつなぎ、空気を整え、実際に前へ進める人
です。
この中に、さっきの3つが全部入っています。
- 人をつなぐ → コミュ力
- 空気を整える → マインドセット
- 前へ進める → 実務推進力
進捗管理や会議運営も、そのための手段です。
なので、自分はやっぱり
PMOは管理能力だけでは足りないし、
コミュ力・マインドセット・実務推進力が揃ってこそ強い
と思っています。
最後に
PMOの仕事は、表面的には管理作業に見えやすいです。
でも実際に大事なのは、それだけではありません。
自分が思うPMOで本当に大事なものは、
- コミュ力
- マインドセット
- 実務推進力
の3つです。
人と人の間を通し、
面倒なことを避けず、
実際に物事を前へ進める。
そういう力があるPMOは、やはり強いと思います。
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