
こんにちは。出戻りランサーです。
今回は、PMO経験者に向いている転職サービスについて書いてみます。
転職サービスの話になると、どうしても
「求人数が多いところがいい」
「有名なところに登録しておけば安心」
みたいな話になりがちです。
もちろん、それも間違いではありません。
でもPMO経験者に関しては、それだけだと少し雑だと思っています。
なぜなら、PMOは経験の中身が見えにくい職種だからです。
同じ「PMO経験あり」と書いてあっても、
- 進捗表や課題表を更新していた人
- 会議を機能させていた人
- 関係者の認識を整えていた人
- PMに近い立場でプロジェクトを前に進めていた人
では、転職市場での見られ方がかなり違います。
だからPMO経験者が転職サービスを選ぶときは、
単に求人数の多さだけではなく、
PMOという仕事をどれだけ解像度高く扱ってくれるか
がかなり大事になります。
今回は、そんな視点でPMO経験者に向いている転職サービスの考え方を整理してみます。
PMO経験者は“どこでも同じように見てもらえる”わけではない
まず前提として、PMO経験者は、どの転職サービスでも同じように評価されるわけではありません。
PMOは、表面的には
- 進捗管理
- 課題管理
- 会議運営
- 資料作成
- 関係者調整
と説明されやすいです。
でも実際には、現場ごとに役割もレベル感もかなり違います。
そのため、転職サービスの担当者側がPMOをどう理解しているかで、紹介される求人の質もかなり変わります。
たとえば、
- 事務局に近いPMO
- PM補佐寄りのPMO
- PMOとして推進・改善にも関わる人
- DXや業務改革に絡むPMO
- PMやコンサルに近いPMO
この差が見えている担当者と、
「PMO=管理系の人」くらいで理解している担当者では、話の深さがまったく違います。
JACのPMO転職解説でも、PMOはDX推進や業務改革、M&A統合など企業の戦略実行を支える専門職で、業界や組織ごとに求められる役割が大きく異なると説明されています。
PMO経験者に向いている転職サービスの考え方
自分としては、PMO経験者が転職サービスを選ぶときは、大きく3つに分けて考えるとわかりやすいと思っています。
1. まず市場全体を広く見たい人
まずは自分の相場観を知りたい。
PMOとしてどんな求人があるのかを広く見たい。
そういう人には、総合型の大手サービスが向いています。
dodaにはPMOの求人検索ページやPMO特集があり、公開求人の母数が多いです。リクルートエージェントにもPMOの専用求人ページがあり、公開求人に加えて非公開求人も案内されています。
2. PMOの経験を深く見てもらいたい人
単なる“管理系の人”として扱われたくない。
PMOの中身を理解したうえで求人を見てほしい。
そういう人は、PMOや上流寄りの職種に強いサービスの方が相性がいいです。
JACはPMO領域の採用支援に強みを持つと案内していて、事業会社、コンサル、ITベンダーごとのPMO機能を理解したうえで提案するとしています。
3. 年収アップや上流キャリアを狙いたい人
PMO経験をもとに、より上流へ行きたい。
年収や役割を一段上げたい。
そういう人には、ハイクラス寄りやスカウト型が向いています。
ビズリーチのPMO関連求人一覧では高年収帯の求人が多く、JACの求人例でもPMO/PMOマネージャー候補やDX支援PMOなど、上流寄りの案件が見られます。
まず候補に入れやすいサービス
ここからは、PMO経験者が候補に入れやすいサービスを、役割ごとにざっくり整理します。
1. doda
まず広く見たいPMO経験者にはかなり使いやすいです。
dodaにはPMOの求人検索ページがあり、PMOキーワードでも数千件規模の求人が出ています。また、PM/PMO経験を含む求人検索ページもあり、PMO経験を活かせるポジションを比較しやすいです。
ブログ的に言うなら、dodaは
「まずPMO求人の地図を広く見るための1社」
という感じです。
向いている人は、
- まず市場全体を見たい
- 事業会社・SIer・コンサル系を幅広く見たい
- PMO求人の相場感を知りたい
このあたりです。
2. リクルートエージェント
ここも、まず登録候補に入りやすいです。
リクルートエージェントにはPMO専用の求人ページがあり、公開求人に加えて非公開求人も紹介すると案内されています。さらに、PMO+コミュニケーション能力のような検索でも多数の求人が出ていて、PMO経験の中でも対人調整寄りの強みを活かしやすいことがうかがえます。
PMO経験者にとってのリクルートエージェントは、
「まず案件母数を確保するための1社」
として強いと思います。
向いている人は、
- できるだけ多くの選択肢を見たい
- 求人数の厚みを重視したい
- まず市場価値をざっくり測りたい
このあたりです。
3. JAC Recruitment
PMO経験の中身をちゃんと見てほしい人には、かなり相性がいいです。
JACはPMO転職の専門ページで、PMO領域の採用支援に強みを持つこと、事業会社・コンサル・ITベンダーごとのPMO機能を熟知したコンサルタントが提案することを明示しています。求人例でもPMO/PMOマネージャー候補や、DX支援PMOからPM・コンサルへのキャリアパスを想定したポジションが見られます。
なのでJACは、
「PMO経験を“上流寄りの経験”として見せたい人」
に向いている印象です。
向いている人は、
- PMOの経験を浅く扱われたくない
- 年収アップや役割アップを狙いたい
- PM、PMOマネージャー、業務改革、DX寄りも視野にある
このあたりです。
4. ビズリーチ
PMO経験をもとに上を狙いたい人には有力です。
ビズリーチのPMO関連求人一覧では件数が多く、年収800万円以上の高年収帯求人も多く見られます。スカウト型なので、今の自分の経験がどのくらいの市場価値で見られるかを把握する用途にも向いています。
PMO経験者にとってのビズリーチは、
「市場からどう見られるかを知るレーダー」
として使いやすいです。
向いている人は、
- 今すぐ転職というより市場価値を知りたい
- 管理職・上流・ハイクラスを狙いたい
- スカウト経由で可能性を広げたい
このあたりです。
PMO経験者なら、どう組み合わせるのがいいか
自分なら、PMO経験者にはこの組み合わせをすすめたいです。
まず広く見る
- doda
- リクルートエージェント
深く見る・役割を上げる
- JAC Recruitment
市場価値を見る
- ビズリーチ
つまり、
総合型を1〜2社 + 上流寄りを1社 + スカウト型を1社
くらいがちょうどいいです。
PMOは求人のタイトルだけでは中身が見えにくいので、複数サービスで見比べた方がズレに気づきやすいです。リクルートエージェントも非公開求人を案内しており、dodaもPMO特集やPM/PMO経験求人を持っているので、1社だけで判断するより比較前提の方が向いています。
PMO経験者が転職サービス選びで気をつけたいこと
ここはかなり大事です。
1. 「PMO経験あり」で全部ひとまとめにしない
PMOといっても、中身はかなり違います。
自分がどのタイプのPMOだったかは整理しておいた方がいいです。
2. 作業ではなく、機能で話す
進捗管理、課題管理、会議運営だけでは弱いです。
何を整えたのか、何を前に進めたのか、まで話せる方が強いです。
3. タイトルより役割の中身を見る
PMO求人でも、実質は事務局寄りのものもあれば、かなり上流寄りのものもあります。
タイトルだけで判断しない方がいいです。
JACのPMO転職ページでも、PMOの役割は企業やプロジェクトによってかなり異なるとされています。
最後に
PMO経験者に向いている転職サービスは、
単純に「有名なところ」だけでは決めにくいと思っています。
大事なのは、
- まず広く見たいのか
- PMO経験を深く見てほしいのか
- 年収や役割を上げたいのか
- 市場価値を知りたいのか
この違いです。
そのうえで考えると、
dodaとリクルートエージェントで広く見て、JACで上流寄りを見て、ビズリーチで市場価値を見る、という組み合わせはかなり使いやすいです。各社のPMO向けページや求人の打ち出し方を見ても、この整理は自然だと思います。
PMOは見えにくい仕事です。
だからこそ、転職サービス側にどう理解されるかもかなり大事です。